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2008年3月27日木曜日

引き際

新銀行東京、資産を新旧分離・不良債権など遮断(NIKKEI NET)

 経営難に陥った新銀行東京(東京・千代田、津島隆一代表執行役)は4月から、会計を不良債権の多い既存資産で構成する「旧勘定」と、新たな投融資先で構成する「新勘定」に分離する。財務内容を透明にして、内外金融機関との事業提携交渉を進めやすくする。東京都議会は26日の予算特別委員会で新銀行に400億円を追加出資する都の2008年度補正予算案を可決したが、再建の先行きは険しい。

とうとう都民に尻拭いさせる石原都知事。前にも書いたけど、新銀行東京の大株主は東京都という通常から考えてもいびつなもの。そして、都議会では今回の400億円の追加についてはろくな審議もしていないとのこと。

経営をしていく上では、赤字事業からの撤退も大切な戦略である。事業を立ち上げ膨らますことより撤退は難しい。短期間に不良債権が膨らんだことも大きなミスだが、今回はこの引き際でミスった。そして都民へのツケだけが残るだろう。

400億の追加出資も今回の再建案からすれば、新銀行東京の存在意義がなくなったので溝に捨てたことになるだろう。石原都知事は「失敗したら責任を取るが、失敗することばかり質問するな」的な事を言っていた。責任の取り方は退職金を受け取らないことだろうか?その時は報酬1700万円/人とも言われる都議会の先生方も考えてもらわないといけないだろう。

石原都知事についてはこちらをどうぞ 湘南ボーイの末路(ネットゲリラ)

「共犯者」都議会は新銀行東京400億円公金投入を許すしかなかった(ダイヤモンドオンライン)

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